んで、なぜに台湾なのか?

わたくしの好きな中国古典……、『西遊記』『水滸伝』『封神演義』等々(三国志は?)。
東洋医学中国武術道教……。
それらは確かにあの広大な大地から生まれたに違いない。
だからわたくしは、中国という国に、大いなるロマンを抱いている。







でも。








新しい体制が生まれる度、それ以前のものは残さず壊す。
そんな体質を持っているかの国に、かつての文化の痕跡を求めるのも、
また、難しい。
……実際、古い時代の資料などは、日本人などからすると吃驚するくらい残っていないらしい。









つーわけでー。
台湾なわけです。








前回台湾に行った時、とても印象に残ったのは、人々の信仰心。
これは、個人的な立場で偏った見方かもしれませんが、台湾の人々の間には、信仰が生きている気がする。
台北の大都会に係らず、街のあちこちに簡易廟が建ち、神様の絵が貼ってあり、
スタイリッシュな出で立ちの若者や小さな子供が、それに向かって手を合わせ、ブンブン頭を下げている。
大きな寺院や道観では、観光客よりも現地の人たちが溢れるほどいて、本気で肱や膝を付き祈っている。五体投地する人までいる。
なにより、空港内にあった、三大宗教用の祈祷室。あれにはちょっと感動した。
仏教や道教だけにとどまらず、キリスト教教会も、あちこちに見られた。
形だけではない、信仰の自由。






道教は、中国にて『五・四運動』や『文化大革命』で壊滅的な大打撃を受け衰退した。
道教の一派『天師道(現・『正一教』)』第63代天師張恩薄は中華人民共和国成立直前に香港経由で台湾に逃れた。現在も教団は存在している云々……。
とかなんとかは本で読んで知っていたのだが(64代天師は亡くなって65代目の座を今3組の候補が争って揉めてるそうだけどw)、







先日世界遺産の番組を見て知ったことだが、
『怪力乱神を語らず』と不可思議や神秘を否定した儒教……、つまり孔子の77代目も
中華人民共和国の成立に伴い、台湾へ移住している(現在はえっと、79代目かな?)らしく……。 えっ?孟子の76代も? 台湾在住?







かように、古い伝統の打ち壊しがデフォの中国から、
台湾に貴重な文化・財産・習慣が流れているわけで。
故宮博物館の展示品もそのひとつ、ですかね)








わたくしのような、時代に乗り切れない者に対して、
台湾は、喜びと慰めを与えてくれる地なのです。









なんて。
無理矢理いい話にしようとしておりますがぁーwww(←変調)。







一番の目的は、メシですw 台湾食は実に我々夫婦には合っていて、
前回はツアーで全食事付だったので(どうしても日本人向けのレストランへ連れていかれる)、
今回はフリープランで行って、市場や夜市で屋台メシを食いまくろうとっwww








なにより、安い。近い。親日。安全。
そして! 台湾なら配偶者が付き合ってくれるのね。
中国旅行は「旅行費出してくれるなら、付き合う」だそうでwww
それも、ちょっと……w
一人で行くのもちょっと……www





言い訳ついでに一言。
今現在、中国旅行熱は低めだけれども、
中国の文化に見切りをつけたわけではありませんので念のため。
これからも中国語は続けるし、太極拳は続けるし、中国映画も見るお?